CELSYSのComicStudioをはじめとしたデジタル漫画のネタを中心に…

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【4.5.0】改良内容レビュー【その3】

改良内容のレビューその3です。

アップデートの目玉の一つとも言える[塗りつぶし][閉領域フィル][マジックワンド]の機能拡張を極力詳しく説明したいと思ったんですが、なかなか難しいです。
正直言うと、現場での使用感が一番わかり易いのかもしれませんね…

●[塗りつぶし][閉領域フィル][マジックワンド]のオプション機能拡張
 ▼[塗りつぶし]の機能拡張
 ▼[閉領域フィル]の機能拡張
 ▼[マジックワンド]の機能拡張
●[閉領域フィル]の[塗り]の対象色に[薄い半透明を透明扱い]追加
●[参照レイヤー]機能の追加

これまたエントリーの記事内容が長めになっている上に画像も多いので、表示を分割しました。

【その1】
●[筆圧検知レベルの調整]機能実装
●[各パネルのテキスト入力時にIMEの自動切り替えを行う]チェックボックスの追加
●画像書き出し・印刷時に[トーン設定]⇒[すべてモノクロの網点で出力]機能追加
●[作品]メニューからページ内容が消去される動作の確認ダイアログで、バックアップに関する説明文追加
●[定規]メニューに[定規から選択範囲の作成]コマンド追加
●[定規]メニューに[垂直ガイドの作成]・[水平ガイドの作成]・[ガイドのクリア]追加
【その2】
●[ツールシフト]機能追加
●[Ctrl]+[Alt]キー+ドラッグで描画ツールのブラシサイズを変更可能
●[ペン]等の描画系ツールで、[Shift]押下で、2点を結ぶ直線を描画
●[ペン]等の描画系ツールでパース定規にスナップ時、[TAB]押下でスナップ方向変更
●定規に関して、[パース定規スナップ中に描き始めの点に戻ると方向を決定し直す]追加
●定規に関して、[消しゴムもスナップする]追加
●[消しゴム]のオプションパレットに[すべてのレイヤーを参照する]追加
●パース定規に[直線ツール]・[矩形ツール]などの図形ツールがスナップ
●楕円定規の四隅に変形の制御点追加
…もご参照下さい。


では、ちゃっちゃか本題へ…



■目次■
●[塗りつぶし][閉領域フィル][マジックワンド]のオプション機能拡張
 ▼[塗りつぶし]の機能拡張
 ▼[閉領域フィル]の機能拡張
 ▼[マジックワンド]の機能拡張
●[閉領域フィル]の[塗り]の対象色に[薄い半透明を透明扱い]追加
●[参照レイヤー]機能の追加


●[塗りつぶし][閉領域フィル][マジックワンド]のオプション機能拡張

上記ツールに新しい機能が搭載されました。ツールオプションに新しいアイコンが付いていますので注目!
4.5.0アップデート・塗りつぶし系機能拡張アイコン

各ツールごとに追加された機能は以下のとおりです。

4.5.0アップデート・塗りつぶし拡張オプション[塗りつぶし]
 →[細い領域にしみこむ]
 →[最も濃いピクセルまで拡張]
 →[ドラッグで同じ色を塗りつぶす]



4.5.0アップデート・閉領域フィルオプション[閉領域フィル]
 →[最も濃いピクセルまで拡張]



4.5.0アップデート・マジックワンド拡張オプション[マジックワンド]
 →[細い領域にしみこむ]
 →[最も濃いピクセルまで拡張]



ワンランクアップした待望の機能の搭載です!
それぞれの追加機能が生きるのは以下の条件のときになります。

・[細い領域にしみこむ]は、[隙間を閉じる]をONにした時
・[最も濃いピクセルまで拡張]は、[領域を拡張]をONにした時
・[ドラッグで同じ色を塗りつぶす]は、[隣接ピクセルをたどる]をONにした時

さて、各ツール順に見ていきます。

▼[塗りつぶし]の機能拡張

[細い領域にしみこむ]

[隙間を閉じる]をONにすることで、完全な閉領域でなくても塗りつぶしができるのは、ComicStudioの強力な機能の一つです。
しかいこれも単に「隙間」の数値を元に判断しているだけに過ぎなかったので、「ここまで塗って欲しいんだけど」という微妙にかゆいところに手が届かないもどかしさがありました。
うまく事象を説明しにくいので、具体例でご覧下さい。

下図は「髪の毛」の毛先を想定して、1mm?4mm程の間隔の隙間から、閉じていない「細い領域」があるペン線を描いたモノです。
4.5.0アップデート・塗りつぶし拡張base

左側の先が開いていますので、「隙間を閉じる」をONにして右隅あたりで「塗りつぶし」ツールでクリックしてみた結果です。
4.5.0アップデート・塗りつぶし拡張0.5mm拡張
4.5.0アップデート・塗りつぶし拡張1.0mm拡張

これくらい隙間の幅がハッキリしているのなら、その隙間の数値を設定しておけばいいのですが、実際は隙間はバラバラですし、場所によって狭くなっているため、そこで塗りが途切れることもあります。

そこで[細い領域にしみこむ]をONにして実行してみると…
4.5.0アップデート・塗りつぶし拡張染み込む設定

このように、1.0mm設定でも、細い領域の先まで塗りつぶししてくれます。

実際の現場ではどれくらいの数値にすればベストなのかは、使ってみないとなんとも言えませんが、隙間の幅を頻繁に変更してしみこみ具合を確認しながら作業するよりも、ある程度漏れが無い数値にしておいて、[細い領域にしみこむ]をONにしておいた方が、より理想に近い塗りつぶしをしてくれそうです。

[最も濃いピクセルまで拡張]


私の場合、[領域を拡張]のオプションをONにすることは、まず皆無でした。
拡張する必要がある時は、まず選択範囲を取り、[選択範囲の拡張]を使って選択範囲拡張して、[選択範囲を塗りつぶし]という手順で行っていました。
塗りつぶしツールを使った段階で拡張塗りつぶしをするメリットをあまり感じていなかったのです。

しかし、今回搭載された新機能[最も濃いピクセルまで拡張]は、現場ではかなり使えそうな機能です。

0.5mm幅で矩形を描画しました。この中を[領域を拡張]を使ってトーンレイヤーを塗りつぶししてみます。
20100111-01濃いピクセル拡張

1.00mm拡張すると、線の幅よりも大きく拡張するので、このようにはみ出たように塗りつぶしされます。
20100111-02濃いピクセル拡張

しかし1.00mm拡張でも、[最も濃いピクセルまで拡張]をONにすると、輪郭の線の外側まできっちりと塗りつぶしてくれます。
20100111-03濃いピクセル拡張

例えばこのように髪の毛の部分をトーン貼りするとき、[塗りつぶし]ツールを使って貼っていくと、輪郭部分には張られずに輪郭部分が残ります。
このとき[最も濃いピクセルまで拡張]をONにしておくと、輪郭部分まで貼ることが出来ます。
4.5.0アップデート・塗りつぶし拡張濃いピクセル拡張効果

時には必要以上の輪郭部分まで張られてしまう事もありますが、線の部分まで塗りつぶしされていた方が個人的には助かります。
たとえばあとで輪郭線の修正をするとき…消した線の部分だけすぽっとトーンが抜けてしまうことがなくなるので、修正時の余計な作業が少なくなります。
尤もそれがかえって邪魔だと言うシーンも考えられますので、臨機応変にON/OFFして使いたいですね。

[ドラッグで同じ色を塗りつぶす]

この機能はかなり便利です。
従来なら、塗りつぶしたい閉領域を一つ一つクリックしなければいけませんでしたが、この機能が搭載されたことで、細かく分割されたエリアを「ワンストロークで」次々と一気に塗りつぶしすることが出来るようになりました。


閉領域フィル使えばいいじゃないというツッコミもあると思いますが、当然使うシーンによって使い分けすることになると思います。

[機能リストへ戻る]
▼[閉領域フィル]の機能拡張

[最も濃いピクセルまで拡張]

閉領域フィルには[最も濃いピクセルまで拡張]の機能が搭載されました。
基本的には[塗りつぶし]ツールの[最も濃いピクセルまで拡張]と同じです。


コチラのほうが、細かい部分を確実に塗りつぶしする時には便利ですね。

[機能リストへ戻る]
▼[マジックワンド]の機能拡張

[細い領域にしみこむ]

[塗りつぶし]の[細い領域にしみこむ]と動作そのものは同じです。
下図はクイックマスクを使い選択範囲を表示させてみた状態です。
[細い領域にしみこむ]のOFFとONの結果の違いを見ると、動作そのものが同じだということがわかります。
20100111-05マジックワンドしみこみOFF
20100111-05マジックワンドしみこみON

[最も濃いピクセルまで拡張]
これも[塗りつぶし]の[最も濃いピクセルまで拡張]と同じです。
20100111-06マジックワンド
このように、[塗りつぶし]の[領域を拡張]をONの状態で[最も濃いピクセルまで拡張]をONにしておくと輪郭線までで拡張がストップしてくれます。拡張幅は1.00mmにしています。

[機能リストへ戻る]

●[閉領域フィル]の[塗り]の対象色に[薄い半透明を透明扱い]追加

いろいろとやってみたんですが、実はこの機能はまだ把握出来ていません。
ユーザーズガイド上では「アンチエイリアスなどで作成された薄い半透明部分を、透明扱いにして塗りつぶします。」と記載されています。

たとえば表現色グレーのラスターレイヤーに、アンチエイリアスをONにして描画した閉領域を作ります。
この領域を参照してトーンレイヤーを塗りつぶしするとき、下図二番目のように外側のアンチエイリアスのかかった薄い部分は塗らずに、その内側を塗ってくれるのかと思っていましたが…
20100111-07a.jpg

私の理解の仕方が足りないのか、勘違いしているのかわかりませんが…
もうちょっと検証してちゃんと把握して追記出来れば、と思ってます。

[機能リストへ戻る]

●[参照レイヤー]機能の追加

20100111-08閉領域参照
[塗りつぶし].[閉領域フィル].[マジックワンド].各種[選択(シュリンク)]の[複数参照]に「すべてのレイヤー」「選択状態レイヤー」「フォルダ内レイヤー」に加えて「参照レイヤー」が加わりました。


任意のレイヤーを[参照レイヤー]に設定するためには、レイヤーを選択した状態で、[選択]→[参照レイヤーに設定]か、レイヤーウインドウのコンテキストメニューから[参照レイヤーに設定]を選びます。
20100111-09a.jpg

この機能を利用するケースはいろいろと考えられそうです。

[機能リストへ戻る]


まだ全部終わってませんが、このエントリーがかなり重くなってきたので、分割することにしますね。
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