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【4.5.0】改良内容レビュー【その2】

さて、改良内容のレビューその2です。

遅れて恐縮です…orz
疲れがどっと出て睡魔がいらっしゃいました。うう…悔しい!
こういうレビューははやければ早いほど意味があるので、遅れたのは不本意ですが、その分内容を濃くしたいと頑張ってみましたが…果たして…?

まぁとにかく、本題に入っちゃいましょう。

このエントリーでは以下の機能について説明しています。

●[ツールシフト]機能追加
●[Ctrl]+[Alt]キー+ドラッグで描画ツールのブラシサイズを変更可能
●[ペン]等の描画系ツールで、[Shift]押下で、2点を結ぶ直線を描画
●[ペン]等の描画系ツールでパース定規にスナップ時、[TAB]押下でスナップ方向変更
●定規に関して、[パース定規スナップ中に描き始めの点に戻ると方向を決定し直す]追加
●定規に関して、[消しゴムもスナップする]追加
●[消しゴム]のオプションパレットに[すべてのレイヤーを参照する]追加
●パース定規に[直線ツール]・[矩形ツール]などの図形ツールがスナップ
●楕円定規の四隅に変形の制御点追加

エントリーの記事内容が長めになっている上に画像も多いので、トップから入ったときに表示が重くなりそうなので、表示を分割しました。
合わせて【その1】の表示も分割しました。

それでは……

■目次■
●[ツールシフト]機能追加
●[Ctrl]+[Alt]キー+ドラッグで描画ツールのブラシサイズを変更可能
●[ペン]等の描画系ツールで、[Shift]押下で、2点を結ぶ直線を描画
●[ペン]等の描画系ツールでパース定規にスナップ時、[TAB]押下でスナップ方向変更
●定規に関して、[パース定規スナップ中に描き始めの点に戻ると方向を決定し直す]追加
●定規に関して、[消しゴムもスナップする]追加
●[消しゴム]のオプションパレットに[すべてのレイヤーを参照する]追加
●パース定規に[直線ツール]・[矩形ツール]などの図形ツールがスナップ
●楕円定規の四隅に変形の制御点追加

「塗りつぶし」「閉領域」「マジックワンド」の追加機能については、次のエントリーで説明します。
長くなってしまい、すみませんです…


●[ツールシフト]機能追加

これはおそらく今回の目玉機能の一つと言えるでしょう。

例えば、今まで「ペン」ツールを使っていて、部分的に消して描き直したいなぁって思ったとき、みなさんはどうしていましたか?

おそらく、「消しゴム」ツールに切り替えて消すのが一般的でしょう。

私は「ペン」の描画色を「透明」にして描く事で消していましたが、ある程度広範囲ざくっと消したいときは「消しゴム」に切り替えていました。

しかし、切り替えするためには、ツールバーから「消しゴム」を選ぶ必要がありました。ショートカットで「E」を押すという手もありますが、どちらにせよ「ペン」に戻す作業が必要になります。ショートカットなら「P」になります。

これが案外面倒くさい。些細な事だけど、「描く」という作業が微妙に途切れてしまいます。

しかし4.5.0からは「ツールシフト」で簡単に他のツールへ一時的に切り替えできるようになりました。

例えば上記の例…「ペン」を使いながら、一時的に「消しゴム」切り替えたい場合、「E」を押すと、押している間だけ「ペン」⇒「消しゴム」に切り替わり、キーを離すと「ペン」にもどるのです。
タブレットのファンクションキーに登録しておくとかなり楽になりそうです。

この機能を使うためには「環境設定」で「ツール」の[ショートカットキーを長押ししてツールを一時的に切り替える]をONにしておく必要があります。

4.5.0アップデート・ツールシフト設定

「[○○○]ミリ秒キーを押すと一時切り替えになる」の設定項目があります。

ツールシフト機能は、「キーを押している時間によって、完全切り替えか一時切り替えか、使い分けできる」のですが、そのキーを押している時間を任意に設定することが出来ます。

ちょっと分かりにくい表記になっていますが、要は『[○○○]秒以上押すと、その間だけツールが切り替わる』と言う意味です。
逆に言うと、ツールを切り替えてしまいたいときは、一瞬だけキーを押せばいいといことです。

1秒=1000ミリ秒ですので、500ミリ秒だと0.5秒…つまりパッと押したら切り替わってくれるという感じですね。
ダブルクリックの感覚が人によって違うように、この数値も人によって違うと思いますので、うまく完全に切り替わってくれないと感じたときには、数値を変更してみるといいでしょう。

[機能リストへ戻る]

●[Ctrl]+[Alt]キー+ドラッグで描画ツールのブラシサイズを変更可能

SAIなどにも搭載されているブラシサイズの変更機能ですが、ComicStudioにも搭載されました。
おそらく描画系の「ペン」のサイズはそれほど変更しないと思います。むしろあまり変更しない方がいいでしょう。
しかし、マジックや消しゴムは、必要に応じて変更する事が多いと思います。

例えばこういう使い方も可能です。
(1)「ペン」を使って描画中
(2)「E」キーを押して「消しゴム」に切り替え(ツールシフト使用)
(3)そのまま[Ctrl]+[Alt]を押し、画面内をドラッグして「消しゴム」のサイズを変更
(4)「消しゴム」を使用
(5)「E」キーを話して「ペン」に戻る

しかし、なぜかこの方法を使って変更する場合、スライダでサイズ変更した場合に可能なサイズとの違いが生じます。

・「ペン」「マジック」「消しゴム」
  ……最大9.99mm (スライダ使用で10.00mm・数字入力同値)

・「筆ペン」
  ……最大19.98mm (スライダ使用で20.00mm・数字入力同値)

・「パターンブラシ」
  ……最大99.95mm (スライダ使用で99.90mm・数字入力で99.99mm)

スライダ入力で設定出来る数値は0.1mmが最小単位です。そのため端数違いが生じるのはある程度やむを得ないでしょう。
しかし{Ctrl]+[Alt]で最大数値にまで行かないのはどういうわけでしょうか?
ささいなことかもしれないけど、ちょっと気になります。

[機能リストへ戻る]

●[ペン]等の描画系ツールで、[Shift]押下で、2点を結ぶ直線を描画

やっと搭載されました!
これは、Photoshopなどではおなじみの機能なので、ComicStudioで出来なくてイライラしてた位です。

例えば画面内でA地点からB地点へ均一の太さで線を引きたい場合、今までなら「直線ツール」を使うか、「定規」で「直線定規」を用意して引くしかありませんでした。

これからは、A地点をクリックしたあと、[Shift]を押下してB地点をクリックすればOKです。

4.5.0アップデート・直線SHIFT

[機能リストへ戻る]

●[ペン]等の描画系ツールでパース定規にスナップ時、[TAB]押下でスナップ方向変更

今までパース定規にスナップした状態のペンのスナップの方向は、一度ペンを離さなければ変更出来ませんでした。

これからは[TAB]キーを押すことで、ワンストロークのままスナップ方向を変更することが可能となりました。

どちら方向にスナップの方向を変更するかは、その時のペン先の位置と消失点の位置によって異なるようです。
思ったとおりの方向にスナップ出来れば、ワンストロークでパースのかかった矩形面を描くことが出来るんですが、ちょっと難しいみたいです。

4.5.0アップデート・パースTabスナップ変更

こんな感じの図形を「ワンストロークで描く」ことも出来ますが、何もわざわざワンストロークで描く必要はないですよね。
まぁ、やれなくはないと言うことで…でもTABで切り替えるコツを掴めば、描画スピードは上がるかも…

[機能リストへ戻る]

●定規で[パース定規スナップ中に描き始めの点に戻ると方向を決定し直す]追加
●定規で[消しゴムもスナップする]追加


[環境設定]に「スナップ」に関する設定が追加されました。

4.5.0アップデート・スナップの設定

▼「パース定規スナップ中に描き始めの点に戻ると方向を決定し直す」

パース定規を使うとき、たとえば図のような二点透視図において、アイレベルに近い水平方向のパースラインの線(赤線のような線)は、引きたい方向にスナップしてくれずイライラしてました。

4.5.0アップデート・スナップ方向が定まらない例

その解決策としては、従来ならスナップのON/OFFで対応するというのが一番確実な方法でした。
その場合、一々ツールを切り替えてスナップのON/OFFを行わなければいけないという大変面倒な手順を踏まなければいけませんでした。
もっと簡単にスナップのやり直しができれば…ということで新しく搭載された機能がこれです。

「なんだよ、UnDoすればいいだけじゃん?」という人もいるでしょう。
しかしこの機能の面白いところは、「一度引いた線が、描き始めの点に戻ったら消えて、描き直せる」点にあります。必ずしも「スナップの切り替え」目的だけでなくても、単に「引き直したい」時にも使える技として注目出来るかと思います。
慣れれば[Ctrl]+Zに指を添えたままよりも早く作業ができるようになるかも!

▼「消しゴムもスナップする」

従来のパース定規は、描画系のツール「ペン」「鉛筆」「マジック」「筆ペン」「パターンブラシ」はすべてスナップしました。
しかし、たとえばラスターレイヤー上で描いた線を、消しゴムで部分的に消すという作業をする場合、スナップしてしまうため思ったとおりに消せないという時がありました。
そういう作業のときは、スナップ機能が邪魔だと感じることも多かったのは確かです。
今回この機能が追加されたことにより、消しゴムに限りスナップさせずに使えるようになりました。

しかし、必ずしもそれがベストだとは言えません。逆にスナップしてくれた方が助かる時もあります。
こんな感じの「格子戸」のような形状のものを描く時、細い間隔の線の間だけを消す必要があります。そんな時こそ、消しゴムのベクター消去の[交点まで消去]が大活躍するんですが、消しゴムがパース定規にスナップしてくれたほうが一気に消せて楽なんです。

4.5.0アップデート・格子戸の交差部消去例

私はベクターで背景描きをする時に消しゴムスナップがないと困ることが多いので、出来れば何かのキーを押している間だけスナップがON/OFFするとか、何かのキーでトグルで切り替わるとか、自在に切り替えできると理想的なんですが…

[機能リストへ戻る]

●[消しゴム]のオプションパレットに[すべてのレイヤーを参照する]追加


4.5.0アップデート・ベクター消しゴム参照
ベクター使いの人にとっては、これは欲しくて欲しくてたまらなかった機能の一つでしょう。
他の[ベクターレイヤー]を参照して消去することが出来るようになったのです。
既にIlluststudioに搭載されたので、いずれComicStudioにも搭載されると信じていましたので、まさに「待ってました!」の機能です!


この機能がついたおかげで、『ベクター消去の[交点まで消去]を使いたいがために、本当は別レイヤーで描画し方が便利なのに、わざわざ同じレイヤーで描画する』という妙な事をしなくても済みます。

たとえばこんな風に輪郭・服・髪の毛などを別レイヤーで描いたとします。

4.5.0アップデート・ベクター描画・レイヤー分け

[交点まで消去]にチェックを入れて[すべてのレイヤーを参照する]をONにしておけば、「髪の毛」レイヤー上で消しゴムを使い「重なった部分を消去することが出来ます。今まではこんなことが出来ませんでした。

4.5.0アップデート・ベクター描画・レイヤー分け消去

必要に応じて機能のON/OFFを切り替えられるので、かなり自在に描くことが出来そうです。

[機能リストへ戻る]

●パース定規に[直線ツール]・[矩形ツール]などの図形ツールがスナップ

これもとてもうれしい機能ですよ?!

矩形ツール・楕円ツールをパース定規にスナップさせて見ました!

4.5.0アップデート・パース定規に定規スナップ

少し癖がありますので、一発で思ったとおりの場所に思ったとおりの形の図形をスナップさせるのは慣れが必要そうです。

でも、これは正確に背景物を描く必要がある時にとても役立ちます。

たとえばパースのかかった円を描くとき、普通に楕円ツールで描いただけでは正しくないんですね。

正方形に内接する円を描いたとき、接点はそれぞれの辺の中点となります。
4.5.0アップデート・正円と正方形
その図形にパースをかけたときにどうなるかと言うと、当然奥行きが短縮されて見えるので、いわゆる楕円とは形状が異なってきます。
4.5.0アップデート・パースがかかった正円と正方形
つまり、楕円ツールを使ってコップの飲み口やマンホールの蓋を描くのは、厳密には間違いと言うことになります。(実際の作画現場では、さほど問題は生じませんが…)


こんな感じの円形窓を描いたりする時、かなり楽に正確な曲線が得られます。

4.5.0アップデート・円形窓の実例
直線もスナップするので、パースに沿った均一で長い線を一気に引きたいときにも役立ちます。

私は、背景描画時には、建物の躯体になる基準線を引くようにしています。
当然ベクターで描いたほうがいいのですが、そういう用途の線の場合、むやみに途中で線を切ると後で困る事があります。線つなぎを使うと、ずれが生じることもあるので、出来る限り一気に引く様にしているのです。
今までだと、画面表示を縮小して全体が見える状態で引く必要がありましたが、正確な位置に引くことが難しくて苦労していました。
しかし新機能を使えば、直線ツールを使って引く場合、画面がスクロールしてくれるので、パースに沿った長い線が一気に引けるのです。 

[機能リストへ戻る]

●楕円定規の四隅に変形の制御点追加


これも要望が多かった待望の機能です。Photoshopの「バウンディングボックス」みたいな感じだと思ってください。
4.5.0アップデート・楕円バウンディングボックス
この機能が追加されたおかげで、「移動と変形」の「自由変形」のように、楕円定規の柔軟な形状変形が可能になりました。
パース定規にスナップする機能は、希望通りの位置に合わせるのが多少難しいですが、この「バウンディングボックス」を使えば、思った通りのパースに合わせるのも簡単でしょう。

ただ、この楕円定規の制御点、なぜか「分離」出来てしまいます。
「定規選択」ツールオプションの「定規の全体を選択する」をONにした状態で、楕円の方だけをを選んで移動させると、このように分離してしまいます。
4.5.0アップデート・分離した楕円定規の制御点
しかし分離してしまったとしても、「同じ平面上」にある状態なのは変わりないので、制御点を動かすと同期して離れた円も変形できます。
4.5.0アップデート・分離した楕円定規の制御点変形

この方法をうまく使えば、こんなことも出来ます。
4.5.0アップデート・分離した複数の楕円定規の変形

(1)楕円だけを選択して[定規のコピー]
(2)楕円を少し移動(移動させないと、(3)で完全に座標が一致してしまいます)
(3)次に[定規の貼り付け]をします。
(4)楕円を移動させて必要な位置に配置します。
(5)制御点をカーソルのドラッグで選択します。(クリックで選ぶと一番上の制御点だけの選択となります。)
(6)動かして変形させます。

この実例では見かけ上楕円は三つ、制御点は一つに見えますが、制御点は完全に座標が一致して重なっているだけなんです。

どうやらこのような法則があるようです。
 ・楕円と制御点は、楕円のみを選んだときに離すことが出来る。
 ・制御点のみを選択すると、対応する楕円も選択される。
 ・楕円のみを選択して[定規のコピー]をすると、制御点もコピーされる。
 ・複数の制御点を同時に選ぶと同時に楕円を変形することが出来る。

うまく使えば、机の上に乗った複数のカップやお皿などを描くときなんかに役立ちそうな予感。

[機能リストへ戻る]

さて、さらなる目玉とも言える、[細い領域にしみこむ]・[最も濃いピクセルまで拡張]・[ドラッグで同じ色を塗りつぶす]は次のエントリーで説明します。

長くなってすみません。
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