CELSYSのComicStudioをはじめとしたデジタル漫画のネタを中心に…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

背景作画StepByStep(5)立方体の「増殖」

遠近法を使っていろいろなものを描くときに覚えておきたいテクニックは、「増殖」「分割」「傾斜」の描き方です。

等間隔に並んだ電柱を描く時や同じ大きさの窓やドアを増やす時には、基準になるものを「増殖」を使って増やします。
窓やドアを等分割する時や建物の高さや幅を等分割する時には「分割」を使います。
建物の屋根の傾斜や斜めにカットされた壁などを描く時には「傾斜」の描き方を応用します。

複雑な構造のものを描くときに、最初から複雑な形を取って行くのではなく、最初は簡単な「立方体」から始めて、それを「増殖」させ、「分割」し、「傾斜」カットすることで、複雑な形のものを作り上げていきます。

そういうものに限らず、ちょっとした物を描く時にも使えるテクニックです。

パース定規を使えば、今までは面倒だった手順が簡略化されて、正確にこれらの作業が出来るようになりました。
またVer4から追加された「消失点の追加」もとても役に立ちます。

そんな御託並べなくてもいいから、さっさと背景の描き方やれよ!……と言われそうですが、ちょっとお付合いください。

今更そんな事、既知項目だよという人は、例によってパスしちゃって下さい。
ムービーを作っていたら結構時間がかかってしまいましたので、STEP BY STEPということで、まずは「増殖」を説明します。

その前に、これを見てください。
グリッド分割1J
長方形を八分割しています。

対角線を引くと、その交わったところは長方形のど真ん中です。
そこから各辺に平行に引いた線で二分割できます。

更に分割した長方形に対角線を引いて……というのを繰り返して八等分された状態です。

この図をパースがかかった状態にしてみると……
グリッド分割2J
奥に行くほど分割している間隔が狭くなっています。この狭くなっていく間隔をどれくらいにしていけばいいのか…それを見つけるために必要なのが、「対角線」なんです。



これを踏まえたうえで「立方体」を「増殖」させてみましょう。

まず、「パース定規」を使って立方体を描きます。

パース定規設定

今回はこんな感じで二点透視のアイレベルと消失点を設定しました。
ガイド線を立方体の辺に合わせておくと判りやすくなると思います。

最終的には、下図の様に赤の立方体を右奥方向に増殖させた緑の立方体を描きます。

増殖済み


パース定規にスナップして描画すれば、すべての辺を正確に描くことが出来ますが、問題は一番奥の面の位置です。
カンで描くのではなく、「対角線」を使えば、正確に位置を見つけられます。

例によって手順をムービーにしてみました。


フルサイズはこちらにアップロードしています。(約7.4MB)

なお対角線は、別レイヤー上で「直線ツール」を使って描画しています。

また、描画は「ベクターレイヤー」を使うと便利です。
長めに描いて交差しているところは、消しゴムを「ベクター消去」=「交点までを消去」に設定しておけば、簡単にはみ出たところを消去できます。



「分割」と「傾斜」のムービーも一緒にしようと思ったら、長くなりそうだったので分けることにしました。
一月中に続きをUPすると公言したので、取り急ぎですが公開。

まだ続きのムービーが出来ていないので、また後日。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://negucomic.blog66.fc2.com/tb.php/30-c404c009
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。