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東京都の「非実在青少年」の規制条例について

このブログはComicStudioに特化したブログですが、マンガ全般に関わることでもあり、創作そのものの危機でもあるので、あえて記事を書かせていただきます。



この業界に携わる物として宣言します。

「東京都青少年健全育成条例の改正案に断固反対します!」


この改正案は、日本国憲法第三章第二十一条に明確に違反しています。
1「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保証する。」
2「検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」

本改正案が問題なのは、その運用の方法ががあまりにも不明瞭であること、恣意的な運用が十分可能だと言う点にあります。

表向きは「児童ポルノの根絶」を目的としているようでいながら、現実的には「児童ポルノ」に該当しない「非実在青少年」を描写した作品をも、「児童ポルノ」として規制することが可能な条例案であり、これは「検閲」にも該当する非常に危険な条例案であると言えます。

今回の条例案が可決されれば、「18歳未満に見える」キャラクターのラブシーンがあるというだけで「児童ポルノ」として規制することが可能となります。
それは極論を行ってしまえば、キスシーンだろうが「性的対象物」とみなしていると判断すれば可能なのです。

現実的に児童に被害が及ぶ、児童虐待や児童を性的に搾取する児童ポルノは厳しく取り締まらなければなりません。
それはそこに現実に「被害児童」が存在するからです。

しかし、「非実在青少年」の「性的視覚描写物」が、現実的にどれほどの「被害児童」を生んでいるのかという科学的な裏付けが全くないまま、それを規制することは、全く意味を持ちません。

創作そのものの自由は保証されなければいけません。
もちろん、その自由は濫用していいものではありませんが、本条例改正案は、それ以前の問題であり、表現そのものを規制するものとなっています。

また、今回の件を、「表現の自由」・その「規制」・「ゾーニング」・「児童ポルノ」をごっちゃにして捉えようとしている事に違和感を感じています。

そもそも、「ゾーニング」されている状態であるのに、いかにも「児童ポルノが野放し状態」であるかのようなミスリードをする報道や、推進派の論調が間違っています。
「非実在青少年」の「性的視覚描写物」は、明確にゾーニングされています。コンビニでは「成年コミック」指定雑誌・書籍は販売していません。成年向けのコミック雑誌は、ゾーニングされてテープで止められています。
また、コアな性的描写を行っているコミックは、ニッチな市場を対象としているため、部数も少なく、ターゲットも絞られているため、多くは一般書店では扱っていません。

単に、じゃああなたは「児童ポルノ」に賛成なんですか?という推進派に言われたとしたら?
それで相手を納得させることは出来ないのがもどかしいですが、こう言います。

実在児童が直接被害を被る「児童ポルノ」には断固反対します。
しかし、被害者が存在しない「創作物」への規制は断固反対します。
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