CELSYSは、積極的な商品展開・サービス展開を行い、漫画・イラスト描き達に、より快適な環境を提供してくれています。
そして優れたソフトウエア以外にもハードウエアの開発・リリースにも着手してきました。 コンテンツにたまったCLIPPYと交換出来るということなので、第七回「外国素材コンテスト」で頂いたCLIPPYを使って、交換申請してみました。 金曜日の昼頃に申請したんですが、なんと翌日の土曜日午前中には到着!CELSYSさんお仕事早いです\(^o^)/ ![]() 早速開封の儀式! 想像以上に小さいです。 実寸はW15cm-H19cm(23cm)-D5cm。 右に置いているのはiPhone3GSです。 ちなみに、下にあるはPowerBookG4Al。 ![]() 箱の裏に説明書き、底に保証書が印刷されています。 箱は捨てられませんね(^_^;)保存必須です。 【同梱品】 コントローラー本体のみ 【使用】ケーブルの長さ:1.5m 対応OS:WindowsXP/Vista/7 (日本語版) …と記載されています。 【製品仕様図】には2つの動作モードについて説明されています。
「オリジナルモード」はComicStudio4.0(Ver4.6.0~)、IllustStudio(Ver1.2.5~)での動作です。 ![]() 早速パソコンに接続! ドライバは不要で接続したら自動インストールされます。 実際に持ってみるとこのように、手のひらにすっぽり収まるサイズです。 黒の部分はラバーでしょうか、触感は良い感じです。 各ボタンもクリック感があって、安っぽい感じはなく、結構しっかりした作りです。 ![]() ボタンは全部で6個ありますが、右横のボタンは「モード切替スイッチ」なので、実質的にはボタンは5個。 「モード切替」を押して「青」にすると「マウスモード」で、スティックでマウスカーソル移動、上部上が左・下が右クリックです。 ![]() Windows7上では、ちゃんとゲームコントローラーとして認識されています。 ボタンは1~5が対応しています。 …ということは、JoyToKeyなどを使えば、未対応のアプリケーションでも使えそうです。 実際にComicStudioとIllustStudioで動作を確認してみました。 その上で幾つか気づいたことをリアルタイムでTwitterでつぶやきましたので、簡単にまとめました。 「オリジナルモード」はComicStudio4.0(Ver4.6.0~)、IllustStudio(Ver1.2.5~)が必要になります。 もし動作しない場合は最新バージョンにアップデートしておく必要があります。 ComicStudioVer 4.5.7だったので、「オリジナルモード」で動作しませんでした。慌てて最新バージョンをダウンロードしてインストールしたら、ちゃんと動作しました。 もし動かなかったら慌てず騒がずにバージョンのチェックを!要注意です。 ここが一番気になった所です。 スクロール速度が思ったより早いので、実作業ではちょっと困りました。ちょっとずつ移動させながら描画する事が多いので、動きすぎてついイラッとしそうです。 ![]() この速度を調整できるのかと思ってComicStudioの環境設定を開いて見たところ、「補正設定」という項目がありました。 なんとなくここが「速度補正」なのかな、と思っていじってみたんですが、どうも変化がない…? 「回転」については…後述します。 字数に制約のあるTwitterなので、TMCと省略しちゃいました(^_^;) ボタンが5つしか無く、その内の一つ・底面のボタンは「スポイト」に割り当てられています。 ここは握った時に間違って押してしまわないように凹んでいるので、ちょっと押しにくくなっています。 そのため、実質的に使えるボタンは4つ。 割り当てられているのは「UnDo」「ReDo」と「ZoomUp」「ZoomDown」。 確かによく使う機能だけど、「UnDo」と「ReDo」はタブレットペンのサイドボタンに設定しているので、ここのボタンは別の機能に割り当てたいですね。 「よくある質問」の「各ボタンや、コントロールスティックに割り当てられた機能をカスタマイズできますか?」で「IllustStudioとComicStudio4.0の今後のアップデートにて、カスタイズへの対応を予定しております。」と回答していますので、今後のアップデートに期待したいところです。 「手のひら」モードと「回転」モードは頻繁に切り替えることになるはずです。この切替はスムーズに行える必要性があります。 しかし残念ながら、ちょっとクリックが硬いんです…。 ちょっと力を入れてスティックがぐりっと倒れてしまったりするので、ちょっと動作にもたつきが生じそうな感じです。 これは個体差なのかも知れませんが、使い込んだら解消されるかも知れません。 軽すぎても困るんですけどね… さて、Tab-Mate Controllerは、現時点ではMac版には対応していません。パッケージにもそう書かれています。 しかし汎用USBデバイスという事なら、MacOSXでも使えるんじゃないかと思い、ちょっと検証してみました。
ちょっと試行錯誤してみた結果、ComicStudioとIllustStudioで真価を発揮するであろう機能「手のひら」「回転」は、やはり全くダメでした。 しかしUSBゲームパッドにキー割り当てすることが出来るドライバ類を入れれば動くかも知れないと思い、ざっくり探してみたところ、USB Overdriveというシェアウエア製品をみつけました。 「USB Overdrive 3.0.1」と「USB Overdrive X 10.4.8 」が用意されています。 私が持っているMacは、PowerBookG4AlでOSは10.5.8なので、前者も対応していますが、お試しなので日本語化されている後者をインストールしてみました。 簡単にキーボードショートカットを登録してみたところ、普通のゲームパッドを接続したのと同様の使い方ができるようです。 設定次第ではそれなりに使えるんじゃないでしょうか? 詳しい設定の方法は、最新のMac環境が無いので、参考サイトのリンクを用意致しました。 投げやりでスミマセンが、そちらをご参照下さいませ(^^ゞ 「「USB Overdrive 3.0.1」を Mac OS X 10.6.4 で設定しよう」 「USB Overdrive」でジョイスティックを使用できるよう設定する 以前ブログでも取り上げた、サンワサプライの超小型USBゲームパッド「神技」は、既に製造終了していますが、「NSテクノロジー」が引き継いで継続販売しています。 「NSテクノロジーダイレクト」 「超小型USBゲームパッド ST-A1」 おそらく片手に収まるゲームパッドとしては史上最小で、サイズも機能もこれが最強じゃないかと思います。 しかし、「Tab-Mate Controller」は片手で操作するという前提で開発されたものなので、握った時の感触はさすがに「神技」よりもしっくり来ます。 ゲームパッドの入手が困難な場合、「Tab-Mate Controller」を選択肢に入れるのも有りだと思います。 でもやっぱり致命的なのはボタンの数でしょうね…。 実際に紙の上で作画をするときは、引きやすいペンのストローク方向に合わせて、紙を回転させます。 デジタル上~ComicStudioやIllustStudioでも、キャンバスを「回転」させて描いている人は多いと思います。 ショートカットでは[Spase]+[Shift]+画面ドラッグで、ぐりぐり回転させることができます。 Intuos4やCintiq21UX・Cintiq24HDには、タッチホイールがあるので、そちらで画面回転をしている人もいるでしょう。 私はCintiq12WXなので、ファンクションキーに[Spase]+[Shift]を割り当てています。 Tab-Mate Controllerでは、スティックをグリグリ回すことで、この「画面回転」が簡単に出来ます。 ただ、最大の問題…(見方によれば欠点)があることがわかりました。 スティックを倒した角度と画像の絶対回転角度が一致しているのです。 どういう事かと言うと、この動画を見ていただければわかると思いますが「今の状態から少しだけ角度を変えたい」という操作ができないのです。 描画作業の時に何故画面を回転させるかというと、おそらく大抵の人は、腕の動き(ペンの動く方向)に合わせて、「描きやすい角度」を得るためではないでしょうか? 一番描きやすい角度は案外微妙だったりするので、少しずつ回転させながら欲しい角度を求めるという描き方を行います。つまり「相対的に回転させる」という使い方をしているんです。 しかし、Tab-Mate Controllerでは、「絶対角度」による回転になっています。 つまり「スティックを倒した角度」=「紙を正位置から回転させた角度」となり、「今の角度から相対的にちょっとだけ回転」という使い方はできないわけです。 一気に欲しい角度に出来るというのもメリットだと思いますが、実作業で欲しい動作はそれではないような気がします。使い込んでいけば癖がわかってくるのかも知れませんが、現状ではまだなんとも…… また、「一発で標準角度に戻す」機能も欲しかったのですが、擬似的には「スティックを真上に倒す」ことでできるものの、確実ではありません。 出来れば、「絶対回転」か「相対回転」かを設定できるようにしていただきたい…です。 取り敢えず、ざっと触った感じではこんなところです。 対費用効果は人によって違うと思いますが、ゲームパッドなどを使っていない人でComicStudio・IllustStudioの正規登録ユーザーなら実質2000円で買えますし、これから始めたいと思う人はバンドル版を購入するというのも選択肢に入れてもいいんじゃないでしょうか?
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ComicStudioには、機能に応じたウインドウが数多くあります。
各種ウインドウを全部出すと、肝心の作画領域を隠してしまいます。 全部出したままだと、こんな風に作画領域が隠れてしまいます。冗談抜きで… ![]() スクリーンショットはWSXGA+(1680×1050ピクセル)なので、割と広いほうです。 これは大げさに見せるために意図的に隠した状態ですが、あながち嘘ではありません。 実作業においては、必要に応じてパレットを出したり隠したりして対応すれば何とかなります。 ウインドウの表示非表示にはデフォルトでショートカットが割り当てられています。 ![]() F2?F12に割り当てられているので、メニューのウインドウをプルダウンせずにショートカットで出し入れするのが効率的です。 「Tab」キーですべてのパレットを出したり隠したりすることができるので、それが一番手っ取り早いかもしれません。 (この「Tab」の機能はPhotoshopでも使えるので覚えておくと便利です) でも、予算に余裕があるなら可能な限り広い表示領域を持つモニターを使用するか、デュアルモニタ化することをお薦めします。 ●デュアルモニタのススメ 既に実施している人やPCに詳しい人には今更かもしれませんが、現在使用しているディスプレイを無駄にせずに作業領域を拡大する方法として「デュアルモニタ」にするという選択肢があります。 自分のパソコンのグラフィック機能がオンボードかそうでないのかを確認しましょう。 オンボードならグラフィックボードの増設が必要になりますし、グラフィックボードが既に装着されていてもデュアルモニタ対応でない場合は、増設か交換の必要があります。 私の場合は自作機なので、最初から「デュアルモニタ」を想定したグラフィックボードを選択しました。しかし予算の関係で、それほど高いボードは選択していません。(Aeolus FX5200-DVP128 LP) 最新の3Dゲームをバリバリやるのでなければ、比較的安いボードでも十分だと思います。(そりゃ高性能に越したことは無いでしょうけど…) ボードの選択や増設方法は、環境や予算によって異なりますので、ここでは触れません。 (…というよりも、ヘタに薀蓄たれると、ハードウエアの知識が足りないことを露呈してしまうので、あえてやらないほうが安全かなぁと…) モニタはこんな感じになっています。 ![]() WSXGA+(1680×1050)をプライマリモニタに、SXGA(1280×1024)をセカンダリモニタにしています。 WSXGA+はAppleCinemaDisplay20ですが、SXGAの方はADTECのAD-AW171Wという比較的安価な液晶モニタです。 プライマリモニタは結構いいモニタなんですが、セカンダリはどんなに調整しても色も明るさも希望通りの結果が得られません。そのためカラーマネージメントが必要なアプリケーションのモニタとしては適していないといえるでしょう。しかし、サブモニタとして使い、このように広い領域が必要な「素材」を配置する場合は、さほど気にはなりませんし十分役目は果たしてくれます。 プライマリに使用しているAppleCinemaDisplayはADCというApple専用のコネクタ形式なので、「Apple DVI to ADC Adapter」を使ってDVIに変換し、ADTECのAD-AW171WはD-SUB出力しかないのでそのまま、グラフィックカードに接続しました。 ![]() あとは、「画面」プロパティでプライマリ・セカンダリの設定やモニタの位置関係の設定をすればOKです。 環境によって画面が異なりますので簡単に説明しますが、大抵は以下の手順で設定できると思います。
![]() 一部のウインドウを「逃がす」目的なら、XGA(1024×768)程度でも役に立つかもしれませんが、せめてSXGA以上は欲しい所。液晶モニタもかなり値段がこなれてきたので安物買いの銭失いにならないような選択をしましょう。 ちなみに、デュアルで表示した場合はこんな感じで表示されています。 ![]() クリックすると原寸で表示されます。(約500KB) 余談ですが、モニタの解像度と呼び名について、代表的なのをまとめておきます。 自分でも未だに混乱しているので、一応メモ代わりに……
さて、先のエントリーで「別記します」と書いた「ジョイパッド」の使い方について説明をば。
これは、ComicStudio系サイトの中でも突出した情報量と高いスキルを誇るサイト「名称未設定」(Author:摩耶薫子さん)で紹介されていた技です。 それを元にした、私の環境での使用例を紹介します。 【用意するもの】 ●お好みのゲームパッド(ジョイパッド) WindowsマシンにUSBで繋げるタイプです。 お薦めは片手で全ボタンの操作が出来る大きさのもの。 両手で持つ事を前提にしたデザインのものは使いづらいと思います。 SANWA SUPPLYのJY-P52UMがお薦めなんですが、商品としては既に「廃止」されているようです。
値段とサイズと機能を総合的に見て、かつ現行商品で探してみるとJY-P65Uとか…?
●ゲームパッド入力をキーボード入力に変換するソフト お薦めはJoyToKeyです。ダウンロードはVectorで出来ます。 他にも多数あるようですが、これが一番人気っぽいです。 JoyToKeyのダウンロード(Vector) 使い方はJY-P52UMとJoyToKeyを使っている場合の一例です。 【使い方】 (1)ゲームパッドの接続とインストール WindowsXP・WindowsVistaの場合は、特別にドライバのインストールもなしで、接続さえすれば「ゲームパッド」が使えるようになるはずです。 WindowsXPの場合「コントロールパネル」→「プリンタとその他のハードウエア」→「ゲームコントローラ」を選び、接続したゲームパッドがきちんと動作しているかどうか確認しましょう。 ![]() じつは、初めて買ったSANWA SUPPLYのJY-P65Uが、接触不良による初期不良でした。もちろん購入日中に購入店で交換してもらいました。それほど頻繁に初期不良に遭遇するとは言えませんが、念のために… (2)JoyToKeyの解凍とインストール JoyToKeyをダウンロードして解凍します。(2007年12月段階での最新バージョンはJoyToKey3.7.9) 解凍したフォルダ「jtk379」を適当な場所に置きます。どこでもいいんですが、不意に消去してしまわないように「c:ProgramFiles」の中にでも入れておくのが妥当でしょう。 (3)JoyToKeyを起動して新規設定する JoyToKeyを起動させて新規設定ファイルを作成します。 [ファイル」→「設定ファイルの新規作成」から、任意の「設定ファイルの名前」を入れます。 アプリケーション単位の名前を入れておくといいでしょう。 ![]() 各ボタンのキーボード割り当てを一つずつ設定します。実際にどういう割り当てをするかはアプリケーションを使いながら調整していくほうがいいので、ここでは設定の仕方だけ簡単に説明します。 ![]() 十字キーを上に押すと「ズームアップ」、下に押すと「ズームダウン」に設定するとします。 写真の様に持って操作するので、「上」は十字キーでは「左」・「下」は十字キーでは「右」になります。 ComicStudioのズームアップ・ズームダウンを割り当てる場合、「←」に「Ctrl+NUM(+)」を、「→」に「Ctrl+NUM(-)」を設定します。 ![]() 「Keyboard」タブを選択し、「キーボード入力」の三つの窓に、一つずつキー入力の割り当てが出来るので、一つ目に「Ctrl」を、二つ目に「Num(+)/Num(-)」を設定します。 入力エリアを選ぶと、そのバックが黄色に変わるので、その状態で実際にキー入力すればOKです。 ちなみに、各項目の簡単な説明 [Disable]キー入力を無効にしたいとき選びます。 [Keyboard]キーボード入力を割り当てたいときに選びます。通常これを選択 [Mouse]マウスの動きをエミュレートしたいときに選びます。マウスカーソルの移動量を選べます。 [Command]この機能は使えないようです。 [特殊機能]マウスの加速減速や他の設定への切り替え設定などが出来ます。 「特殊なボタンの割り当て」を使えば、「漢字ON/OFF」「PrintScreen」などが割り当てられます。 「漢字ON/OFF」は案外役立ちますので、どこかのボタンに割り当てておくと便利です。 私の設定はこんな感じになっています。ごちゃごちゃして見づらいのはご勘弁の程を… ![]() (4)JoyToKeyをスタートアップに設定 ゲームパッドを使ってComicStudioを操作する場合、一々ComicStudioを起動させるたびに一緒にJoyToKeyを起動しなければいけないので、正直ちょっと面倒です。 そこで、いっそWindows起動時にJoyToKeyも起動させた方が便利かな、ということで、「スタートアップ」に設定してしまいましょう。 JoyToKeyのショートカットを作り、そのショートカットを「C:Document and Settings¥(UserAccount)スタート メニュープログラムスタートアップ」の中に、入れればOKです。 よく判らない場合は、Windowsのヘルプ「ヘルプとサポートセンター」も参照してみてください。 「スタート」→「ヘルプとサポート」を起動します。 検索窓に「Windows を起動するたびにプログラムを起動するには」を入れて[→]クリック でも、あまり親切じゃありません…… JoyToKeyの設定の切り替えは、タスクバーのインジケータ(右端の時計があるところ)のアイコンを右クリックして行います。 ![]() 開いた「JoyTokey」のウインドウは、「最小化」にしてください。「×」を選んで閉じると終了になってしまいますので要注意です。 なお、起動のたびにウインドウが開くのが鬱陶しい場合は、「設定」→「アイコン状態で起動させる」にチェックを入れておくと、起動時にウインドウが開かないのでスマートです。 このゲームパッド技は、一度経験するともう「これなしではいられない」ようになりますので、まずは安いゲームパッドを入手してお試しください。
起動したら取り合えず落書きしよう!
…というアプローチは、おそらく多くのComicStudio使いの方のブログやHowToで書かれていることだと思いますので、あえてちょっと外したネタにしてみます。 ペン軸が長すぎたら折ればいい。定規にエッジが無けりゃ一円玉貼ればいい。 ComicStudioだって、自分が一番使いやすいようにカスタマイズすりゃいい! …というわけで、ComicStudioを使いやすいようにカスタマイズします。 では、ComicStudioでカスタマイズできる所って何処でしょうか?
さて、順番に…… (1)周辺機器の調整・カスタマイズ ComicStudioでマンガを描く上で一番重要な周辺機器は、なんと言っても「タブレット」でしょう。 WACOMのIntuos3やCintiqなら、アプリケーション単位で色々と細かい設定をすることが出来ます。 特にスタイラスペンのボタンとタブレットのファンクションキー・トラックパッドの設定がキモです。 ComicStudio専用のチューニング・Photoshop専用のチューニング・SAI専用のチューニングなどなど、頻繁に使うアプリケーションは、専用の設定を行っています。 ComicStudioの場合は、こんな感じにしています。 当然のことですが、ここで紹介する設定は、あくまで私にとって一番使いやすい設定なので、他の人が使いやすいかどうかは判りません。もしかするとむしろ使いづらいかも…… 色々と割り当ててみて実際に試してみて、手ごろな設定を見つけてください。 ●ペンのサイドスイッチの設定 ![]() サイドスイッチ下を「色換え」のショートカットに、サイドスイッチ上を「取り消し」(Undo)のショートカットにしています。 ペンで描いている最中に、キーボードで「Ctrl+Z」を押さずに「取消し」出来ると、とても作業が楽です。 また、部分的に線を消したいときは、消しゴムを使うのではなく、サイドスイッチで「透明ペン」に切り替えて描く方が効率がいいかな、と思ってます。 ●ファンクションキーの設定 ![]() Intuos3の「ファンクションキー」と「トラックパッド」は最強です。Intuos2から3に切り替えたのは、この機能があるからと言ってもいいかも。
![]() トラックパッドは、通常は「スクロール」や「ズーム」に割り当てます。 左側のズームは「キーボードショートカット」でのズームです。ズーム率は環境設定に応じたズームです。 ここのプルダウンメニューの「ズーム」を選んだときは、妙なスクロールが入る時があります。その挙動が好きじゃないので、純粋に表示上のズームだけしてくれる機能が欲しくて、「Ctrl+NUM(+)」と「Ctrl+NUM(-)」を割り当てました。 右側は「ズーム」にしていますが、ここは単なる「ズーム」としての機能ではなく、先の「右側の装飾キー:Shift」と組み合わせることで、「画面の回転」が出来るようになります。 このネタはComicStudio公式コミュでも書いたネタですので重複してますが、せっかくなので掲載しておきます。 ![]() ![]() じつは「Space+Shift」で回転させることが多いので、あまり使っていないんですが、Cintiqを使っている人で、あまりキーボード併用できない人にはちょっとお薦めかもしれません。
デジタルで漫画を描く場合、かなり重要な周辺機器の一つは、間違いなく「タブレット」です。
ComicStudioの動作環境にも「WACOMのタブレット」と記載されていましたが、やはり絵を描く目的ならタブレットの選択はWACOM製しか考えられません。 大きく分けると以下の三つのラインナップのどれかということになります。 ●Bambooシリーズ …Favoの後継シリーズ。Vista対応のリーズナブルなタブレット。 エントリーモデルだが、十分な機能は誇っている。 ●Intuosシリーズ …高い筆圧感知精度を誇る定番のタブレット。現在はIntuos3。 価格・機能・サイズ共に一番バランスが取れたラインナップ。 ●Cintiqシリーズ(DTシリーズ) …デジタル絵描き垂涎の液晶タブレット。 Intuos3のテクノロジーを採用したハイエンドのCintiqと旧モデルのDT。 この中からオススメをピックアップします
自分が使っているのはこのモデルです。 PTZ-430は狭すぎ、PTZ-930だと大きすぎという感じですが、これは予算と好み次第ですね。 ワイドモニターを使っていて画面との比率が気になる人はPTZ-631Wという選択肢もありますが、価格に差がありすぎです。 予算がある人は液晶タブレットCintiqという選択肢がいいでしょうね。 金が唸るほどあまっている人は、やっぱりコレでしょう!
私は持っていませんが、同業者でもある妻が思い切って購入しました。 私が講師をしている専門学校にも講師用として導入されました。 実際に使ってみると、やはり「直接描く」という感覚は捨てがたいものです。 予算が許せばやっぱり欲しいですが、如何せん高価すぎます。 また、使用者の多くが指摘していることですが、Cintiq21UXは想像以上に発熱します。価格以外の最大の難点と言ってもいいでしょう。 しかし、それを抜きにしても、やっぱり「夢」の液晶タブレットです。 つい最近12.1インチモデルが発売されました。Cintiq12WXです。
WXGA(1280×800)で12.1インチ、しかも薄さ17mmというとり回しが楽そうな液晶タブレットです。まだ実物を見たわけではないので評価はできませんが、サイズがもう少し大きければ…というのが第一印象でした。 また、WACOMストア価格で139,800円と言う価格は、ちょっと微妙です。 でも、今DTシリーズを買うくらいなら、こちらのほうがいいのではないかという感じはします。 結局のところ「予算」次第なんですが、案外重要なのが「設置スペース」です。 タブレットとキーボードを並べて置けるスペースがぜひともほしいので、自分の机の幅を考えて選ぶ必要があります。 Cintiq21UXを導入する場合は、幅や奥行きだけでなく、スタンド含めて10キロ超の重量に耐えられて、描きやすい高さの机を用意する必要があるので注意が必要です。 |